オムニバスタウン構想を研修
都市交通問題特別委員会・交通運輸部会合同研修会

 交通運輸部会(山田一夫部会長)と都市交通問題特別委員会(久木田禎一委員長)による、合同研修会が3月6日に開催された。当日は盛岡市企画部交通対策課中野孝之助交通政策係長より、盛岡市が推進しているオムニバスタウン計画の概要について、ご説明いただいた。

 オムニバスタウン構想の趣旨は、公共交通機関であるバスの利用促進を通して交通事故・交通渋滞等の自動車交通が抱える諸問題の解決を図り、安全かつ豊かで暮せる地域を実現することにある。

 盛岡市では、平成11年11月に計画書を警察庁、運輸省、建設省の3省庁に提出し、平成12年2月に国の指定を受けた。これにより平成15年までの5ヵ年間、補助事業の実施が可能となった。

 中野係長は、郊外と都心部を結ぶ基幹バスの運行と、郊外循環バスの運行とを組合せるシステムを計画の中心とした上で、同システムと支援施策となるハイグレードバス停、バス総合案内システム等の実施計画について説明した。

 また、盛岡市オムニバスタウン計画の成功のためには、市民、企業の理解と協力が不可欠であるとし、市民への周知、啓発を図りながら事業を推進していきたいとの見解を示した。